賢治さんの旅2010 姫神山
9/21日は宮沢賢治の命日でした。
と、いう事で、賢治祭に参加すべく!!というガラではなく、
人が多い場所は苦手なので、
自分なりに賢治さんの命日を感じようと無計画に岩手に行く事に。
その前に、、、
寄り道をし、「ほんとうの空」の下にある滝の上流へ。
この川自体に温泉が流れているので、入るつもりで来てみたが、
この日は気温の割にお湯がぬるく、、。
初日から風邪をひいている場合ではないのと、
もう少し上流だと温度はいいだろうけれど、
「有毒ガス発生、この付近立ち入り禁止」という看板が気になり断念。
予報は雨だったが、ギリギリセーフで青空と萩の眺めも美しい。
そして青空に気分をよくしつつ岩手に入るも、やはり降って来た。
雨女効果出てます。
そんな雨降らしな私の今回のメインイベント。
これをやるためにはるばるやって参りました。
初めての遠征登山。
姫神山、賢治言うところの「ヒームカ」さん登頂。1124メートル。
岩手山との夫婦伝説があり、カンラン岩で出来た山。
賢治作品に岩手山、早池峰山と共によく名前が出て来ますが、
「楢ノ木大学士の野宿」の中では、他の山から
憧れのマドンナのような扱いを受けたりと、
とても気品あふれる美しい山です。
いざ、頂上を目指し歩き始める。
登り始めは天気も悪くなく、青空も見え隠れしていたが、
やっぱり降った。そりゃ、降るさ。
6合目辺りから傘を差しつつ歩く。
林の中はこのくらいの雨ならダメージは少ない。
が、、徐々に雨足が強くなり不安になってきた。
この雲が通り過ぎるまでの辛抱です。
八合目辺りから巨岩が現れ始め、この頃やっと雨が上がる。
山頂直下ではドデカい花崗岩の岩場になる。
実は元々、早池峰山に登るつもりだったが、天候不良のため危険と判断、
という事で、姫神山に変更。
時間も短くかなり楽な山ですが、岩場があるためちょっとした冒険気分を味わえた。
山頂に居た地元の方としばらく話す。
岩手訛りの言葉が気持ちいい。。。
そうこうしている間にガスの流れが早く時々途切れるので、
下界や岩手山が姿を現した。
賢治さんが見せてくれていると思う。
こわ坂コースで下山途中、夫の岩手山が見える。
立派な光の雲の帽子です。
姫神山と雲で繋がっているのが運命的で感動。
が、この時すでに、先ほどの雨で濡れた登山道で
ずるずる滑り転け、泥だらけになっています。
岩手山の表情は刻一刻と変わり、頭は見え隠れ。
ヒームカさん、とてもいい山でした。
翌日。
雪の無い岩手に来るのは初めてで、
八幡平が閉鎖されておらず、トレッキングのできる季節なので、
ちょっくら歩いてみたいわね、
と、八幡平に向かうもガスに包まれて何も見えず、
どうしていいか解らずとりあえず松川地熱発電所へ。
偶然居合わせたスーツ姿のどこぞの視察団に囲まれ、地熱発電の資料映像を見る。
すごいぞ、火山。
それにしても気温12度。
松川温泉に入るも、湯冷め。。
花巻に向かう事に。
ちょいと足を伸ばし、釜石線の走るめがね橋へ。
偶然にも電車が通過。
ジョ、、、ジョバンニー!!!と叫ぶ。心の中で。
市街に戻り、身照寺へお墓参りに。
夜の墓場はしんとしており、
よりいっそう粛々とした雰囲気です。
そして、賢治ゆかりの大沢温泉へ。
いつか行きたい、できれば泊まりたいと思っていた大沢温泉。
聞くと自炊部の部屋に空きがあるという事。
宿も決まっていなかったので、ちょうどよかった。。
入部決定。
かなりの興奮を覚えながら、湯治客で賑わう自炊部の部屋へ。
初めて見る、ガスの自動販売機。
10円で8分間ガスが使えます。
共同自炊室と洗濯室。
売店は食品や洗剤、いろんなものが揃うので、手ぶらでふらりと来ても
全く困りません。
賢治も入った露天風呂は混浴なので諦め半分でしたが、
週に一度の女性専用タイム20時~21時に当たり、かなりのラッキー!!
ここでまたテンションはマックスに。
とは言え、すぐ近くにある曲がり橋やら、真ん前の男風呂から丸見え。
まあ、旅の恥はかき捨てという事で、どうぞ、見て下さいってなもんです。
ベランダつたいにお隣さんの気配も感じられ、長屋気分。
築200年の建物を基本に、改築増築で迷路のようになった造りがまた、たまらず。
館内を歩き回る。
と言うか、迷う。
木の中に精霊が宿っていそうな雰囲気。
絶対、居ます。座敷童が。
居ます、、、座敷わらし、、座敷ぼっこ、、ぼっこ、、ぼ、、、。おやす、。
朝、土砂降り。寒い。
私にしては珍しく、朝風呂にも行く。
朝風呂3カ所を回り、お肌つるつる。
もう一泊したいよう、、もう一泊したいよう、、
と、じたばたしつつも、チェックアウト。
賢治の生家に行き、前回フラれた「蔵」へ。
感じのいい店員さんとお話。
岩手訛りが心地いい。
賢治グッズを購入。
前線を引き連れて東京に戻る。
なので東京は土砂降り。
すごいな。妖怪あめふらしだな。
最後に岩手の山にあった道路標識を3つ。
横断注意ですが、すでにこれ、タヌキ、
轢かれてますので、横断できませんね。
コアラ、居ません。
このクマ、、足、完全に捻っちゃってるからね、
苦悶の表情が痛々しいから。
歩ける状態じゃないから。
のどちんこ、逆だし。
岩手最高。
と、いう事で、賢治祭に参加すべく!!というガラではなく、
人が多い場所は苦手なので、
自分なりに賢治さんの命日を感じようと無計画に岩手に行く事に。
その前に、、、
寄り道をし、「ほんとうの空」の下にある滝の上流へ。
この川自体に温泉が流れているので、入るつもりで来てみたが、
この日は気温の割にお湯がぬるく、、。
初日から風邪をひいている場合ではないのと、
もう少し上流だと温度はいいだろうけれど、
「有毒ガス発生、この付近立ち入り禁止」という看板が気になり断念。
予報は雨だったが、ギリギリセーフで青空と萩の眺めも美しい。
そして青空に気分をよくしつつ岩手に入るも、やはり降って来た。
雨女効果出てます。
そんな雨降らしな私の今回のメインイベント。
これをやるためにはるばるやって参りました。
初めての遠征登山。
姫神山、賢治言うところの「ヒームカ」さん登頂。1124メートル。
岩手山との夫婦伝説があり、カンラン岩で出来た山。
賢治作品に岩手山、早池峰山と共によく名前が出て来ますが、
「楢ノ木大学士の野宿」の中では、他の山から
憧れのマドンナのような扱いを受けたりと、
とても気品あふれる美しい山です。
いざ、頂上を目指し歩き始める。
登り始めは天気も悪くなく、青空も見え隠れしていたが、
やっぱり降った。そりゃ、降るさ。
6合目辺りから傘を差しつつ歩く。
林の中はこのくらいの雨ならダメージは少ない。
が、、徐々に雨足が強くなり不安になってきた。
この雲が通り過ぎるまでの辛抱です。
八合目辺りから巨岩が現れ始め、この頃やっと雨が上がる。
山頂直下ではドデカい花崗岩の岩場になる。
実は元々、早池峰山に登るつもりだったが、天候不良のため危険と判断、
という事で、姫神山に変更。
時間も短くかなり楽な山ですが、岩場があるためちょっとした冒険気分を味わえた。
山頂に居た地元の方としばらく話す。
岩手訛りの言葉が気持ちいい。。。
そうこうしている間にガスの流れが早く時々途切れるので、
下界や岩手山が姿を現した。
賢治さんが見せてくれていると思う。
こわ坂コースで下山途中、夫の岩手山が見える。
立派な光の雲の帽子です。
姫神山と雲で繋がっているのが運命的で感動。
が、この時すでに、先ほどの雨で濡れた登山道で
ずるずる滑り転け、泥だらけになっています。
岩手山の表情は刻一刻と変わり、頭は見え隠れ。
ヒームカさん、とてもいい山でした。
翌日。
雪の無い岩手に来るのは初めてで、
八幡平が閉鎖されておらず、トレッキングのできる季節なので、
ちょっくら歩いてみたいわね、
と、八幡平に向かうもガスに包まれて何も見えず、
どうしていいか解らずとりあえず松川地熱発電所へ。
偶然居合わせたスーツ姿のどこぞの視察団に囲まれ、地熱発電の資料映像を見る。
すごいぞ、火山。
それにしても気温12度。
松川温泉に入るも、湯冷め。。
花巻に向かう事に。
ちょいと足を伸ばし、釜石線の走るめがね橋へ。
偶然にも電車が通過。
ジョ、、、ジョバンニー!!!と叫ぶ。心の中で。
市街に戻り、身照寺へお墓参りに。
夜の墓場はしんとしており、
よりいっそう粛々とした雰囲気です。
そして、賢治ゆかりの大沢温泉へ。
いつか行きたい、できれば泊まりたいと思っていた大沢温泉。
聞くと自炊部の部屋に空きがあるという事。
宿も決まっていなかったので、ちょうどよかった。。
入部決定。
かなりの興奮を覚えながら、湯治客で賑わう自炊部の部屋へ。
初めて見る、ガスの自動販売機。
10円で8分間ガスが使えます。
共同自炊室と洗濯室。
売店は食品や洗剤、いろんなものが揃うので、手ぶらでふらりと来ても
全く困りません。
賢治も入った露天風呂は混浴なので諦め半分でしたが、
週に一度の女性専用タイム20時~21時に当たり、かなりのラッキー!!
ここでまたテンションはマックスに。
とは言え、すぐ近くにある曲がり橋やら、真ん前の男風呂から丸見え。
まあ、旅の恥はかき捨てという事で、どうぞ、見て下さいってなもんです。
ベランダつたいにお隣さんの気配も感じられ、長屋気分。
築200年の建物を基本に、改築増築で迷路のようになった造りがまた、たまらず。
館内を歩き回る。
と言うか、迷う。
木の中に精霊が宿っていそうな雰囲気。
絶対、居ます。座敷童が。
居ます、、、座敷わらし、、座敷ぼっこ、、ぼっこ、、ぼ、、、。おやす、。
朝、土砂降り。寒い。
私にしては珍しく、朝風呂にも行く。
朝風呂3カ所を回り、お肌つるつる。
もう一泊したいよう、、もう一泊したいよう、、
と、じたばたしつつも、チェックアウト。
賢治の生家に行き、前回フラれた「蔵」へ。
感じのいい店員さんとお話。
岩手訛りが心地いい。
賢治グッズを購入。
前線を引き連れて東京に戻る。
なので東京は土砂降り。
すごいな。妖怪あめふらしだな。
最後に岩手の山にあった道路標識を3つ。
横断注意ですが、すでにこれ、タヌキ、
轢かれてますので、横断できませんね。
コアラ、居ません。
このクマ、、足、完全に捻っちゃってるからね、
苦悶の表情が痛々しいから。
歩ける状態じゃないから。
のどちんこ、逆だし。
岩手最高。