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おもてなしの心。

私は自宅に友人を招き入れ、おもてなしをする事が苦手だ。         子供の頃からおもてなしという行為に縁がなく、もっと言えば、親に『友達を家に呼ぶな』と、おもてなし禁止令を出されていたという過去のせいでもある。親がそんな事を言い放った背景には、ウチの並外れた貧困さという、実に悲しい現実的な状況があった。  つまり、結論から言えば、『こんなボロ屋に友達を呼んだって、遊ぶおもちゃもないし、子供部屋も無い、おもてなししたくてもできないから呼ぶな。外で遊べ。』という事である。加えて、『他の家に遊びに行ったら、今度はウチにも呼ばなくてはいけなくなるから、行くな。』と、さらに被接待禁止令も出された。        しかしながら、幸いな事に、自分の育った土地は絵に描いたような田舎だったおかげで、他の子供達もみんな一緒に野外遊戯を楽しむ事が出来た。  これが、自分だけ親からそんな事を命じられ、他の子供達は室内でゲーム等をして遊んでいた、という事になると、それは寂しい子供時代だった事であろう。  そんな理由もあり、自分は未だに友達が家に来た際、どんな事をしていいのかが、いまひとつ解らずにいる。     ただ、寄ってくれるだけにしても、『お茶やそれに合ったお茶菓子を出す。』とか、、、。とか、、、悲しい性ゆえ、他に思い当たらないのだが、そのくらいは気をつけるようになった。   そして、お泊まりとなるとまた話は大きく違ってきて、お風呂や食事等の生理的生活行動を伴ってくるから、これはもう一大事であり、前日には客用お布団を干し、シーツなども念入りにチェック、不特定少数の人達が使うモノであるから、客人に不快感をあたえないように、特に寝具には気をつける。添い寝用のぬいぐるみまで用意し、夜中にトイレに起きた時、心細くないような配慮も欠かさない。   あとはスケジュールによって食事は何回か、そして、その想定に沿ったメニューを考え、材料を購入しに行く。あとは、ハブラシはもちろん新品を用意、タオルはなるべく新品、もしくは綺麗な状態の物を用意。そして、下着などを忘れてきてしまう友人の為にそれも用意。自分が想像できるありとあらゆるパターンに対応できるように、事細かく用意する。         って、ここまでする必要があるのか?と思わせるくらい用意周到なのに、結局『雑魚寝でいい。』とか、『起きてすぐなんか、飯はいらん』とかぬかす友人も居るにはいる。ま、そういう事もあれば、『お布団がお日様の匂いがして気持ちよかった。』とか、『こんなにちゃんとご飯が用意されてるなんて、実家に来たみたい。』などと言って、すごく喜んでくれる友人もいる。そんな時は私も嬉しい。          しかし、こんな状況の時に必ず思い出すのが、高校時代、親の言いつけを破って、少しだけ仲良くなった同級生を家に招いた事。招いた、と言うよりも、ウチに来たがっていたので、仕方なくその要望を受け入れた、と言った方が、言葉として適切である。『来たって何も無いし、つまらないよ。』と説得する私の言葉に耳を傾けず、『だったら、きれいな川もあるんだし、泳ごうよ。』と、半ば強引に彼女はウチにやって来た。   しかし、運の悪い事に、到着してすぐに豪雨にみまわれ、川は増水、泳げるような状況ではなくなってしまった。   加えて、当時12匹居たネコ達が、狭い家の中にびしょぬれになって集合。   ネコを飼っているせいと、湿気のため、瞬く間に家の中がケモノ臭に包まれ、せめてものおもてなし、と考えたインスタントのチャーハンは作成に失敗し、コゲが混ざり、、なんとも言いがたい気まずい雰囲気が漂ったのである。ようやく雨もあがり、じゃ、帰りますという事になって、彼女はあっけなく帰宅。それから以後、自分自身気まずい雰囲気を忘れ去る事ができずに、学校で会っても挨拶を交わす程度となってしまった。         未だに、この事はトラウマとなり、気心知れた友人との会話中、おもてなしの話になるとこの出来事を話すのであるが、ある友人にこの話をしたところ、『それって、「接待しなきゃ!」って力んでたのが逆にうざかったんじゃない?』との見解を示された。    なるほど、これは目からウロコだ。開眼だ。アメイジンググレースだ。                      こんな意見も初めてだったので、衝撃を受けたのだが、となると、今現在、おもてなし業界への社会復帰を図らんとする私の『おもてなし行動』は、友人にどう思われるのだろうか?数少ない友人のみなさん、度を超えていてウザいようでしたら、遠慮なくお申し付け下さい。ひいては私のおもてなしシンジケートへの復帰の為でございますので、よろしくおねがいします。     

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へー

ウチはお泊り禁止令がずーーーっとあったなあ。
どうしても泊まりたいなら、友達の名前、電話番号を置いて行けと。
OLになってからも、門限は日を越えるまで。
それを越えたら越えさせた奴に謝らせる・・・というとんでもない家でした(田舎なのに)。
手土産持っていくから、おもてなししてして~~♪(笑)

ひえー

そうそう、前にうちのガキンチョ達がお泊りでお世話になったとき、朝ごはんに和食と洋食どっちがいい?って聞かれて、和食リクエストして焼き魚定食だったって言ってた!
すげーって思ったんだよ。
え 両方準備できるんだ? って思って。
しかも魚、朝から焼けない。だってグリル洗うのめんどくさいもん。
私もおもてなし苦手~。されるの専門。

私の料理にあそこまで喜んでくれるのは、りこちゃん一家だけだよ、まじで。

ほえ~

そんな過去があったんですね~。知らなかった。
このことに限らず、何に対しても節度っていうのがあるからそこまで特別視しなくてもいいんじゃないですかね~?
しかも、何に対する節度を見極めるのも難しいことだし。「誰に対してか」っていうのでも微妙に変わってくるし。ね・・・?
なんとなく、それこそ力みずぎず、頭の片隅においておくくらいの気持ちでそういうことの経験を重ねていけば、自然とわかってくるんじゃないんですかね~?

ちなみに、僕の家での話ですけど、昔から商いをやってたせいもあってか、僕の生まれる前なんて、つねに誰かお客さんが家に居て一緒に食事食べたり泊まったりしてたみたいです。僕が生まれてからも、たまに誰か泊まったりしてましたよ。
で、僕が親とかから聞いた話から勝手に感じたことですけど、接客なんて特に力むことでもないし、「持て成したいな」っていう気持ちが少しあれば自然と体ってそのように動くものかなって。
しかも、ホテルとか旅館じゃないんだし、ましてや知ってる人間なんだから、こっちがお手伝いさんみたいになる必要もないし。あとは、自分がされたくないことをしなければいいだけのことだと思いますよ~。v-16

んsるほど

↑何だ上の書き込み…

“なるほど”…と書こうとしただけなのに…。

いやいや、興味深い内容でした。
今後の参考にしておきます!

高知県人はもてなしが大好きなのに
珍しいね
ちなみにうちの新居は
10月に引越ししてから
まだ片付づいておらず
友達を招き入れるのを禁止されております。

ケセラセラ~♪

スッゴイ偉いさんをご招待する訳じゃないのでしょ?
「これがリコの家」いいんじゃないのですか?
招かれる方も楽かも!?

まぁ、若いうちはいろいろ悩みますけどね~
まずは、息子さんの友達泊めて練習するとか(*^。^*)

うちもなんだか似てるよ~。
でも実家離れて好き勝手するうちほぐれてきたと思ってる。

外の世界を知らずに育つといずれ出るそのときは大変だよ、ほんと。

そういえば、とらちゃんちって以前読んだ日記で思ったんだけど、すごい厳しそうだもんね。箱入り娘だね。っていうか、友達に謝らせるって、私が友達だったら謝るのはイヤだから『門限守ってもう帰れ。』って言うだろうなー。あはは。お互い家は遠いけど、近くの現場の時は遠慮せずに泊まりに来て!>とらちゃん

え?そんな事言ったっけ?言いかねないけど。魚焼くの程簡単な事はないような気がする。。もし、洋食だったら目玉焼きのはず。。たいした腕はないから。。いつもいつもウチのもんが図々しくもお世話になってるね、ありがとう。帰って来る度『すげー美味いごちそうだったよー。』って大喜び。ほんとにいつもありがとね。>藤子ちゃん

商売やってるウチってそうなんだ?うちの実家は大人が泊まりにくるなんて滅多になかったよ。遠い所に居る親戚が観光に来た時くらいかな。私はそんな時は縁側に布団敷いて寝てました。いかに実家のパーソナルスペースが少ないかが計れる出来事でしょ。>kazoo君

な、
て。な、、って。遠いとこから来てくれたし、ぐっすり寝て、いい目覚めをして欲しいからね。コタローは私と寝るのが決まりだから、渡せないけど、リラックマは貸すよ。もはや母心。>竹うっちゃん

そうそう、婦女子はね、自分がだらしないと思われるのを嫌うから、突然にご主人の友人を家に呼ばれると困るの。家の中が片付いてないと、ちゃんとおもてなしできないもんね。それにしてもとびうおさん、荷物多そう。。>とびうおさん

息子の友達も、大人の友達も扱いは一緒。サービス精神のベクトル間違えてんのかな~?ま、でも、息子が思春期になって、汗臭い友達でも来始めたら、布団干すのもバカバカしくなって『雑魚寝しろ。』って言うかも?>ハナコさん

ほんとほんと。実は私、元ホテルマンなので、おもてなしの意識の基準が高くなってしまったみたい。実家に居た頃はたいしたおもてなしの経験無いのに、社会に出て初めて習ったおもてなしの仕方が一流ホテルのマニュアルじゃ、家でのおもてなしも気が抜けません。みんなの話を聞いてると、そこまでする必要も無いのかな?って思っちゃったけど、基本的に淋しがり屋なので、客人の為にあれこれしたくなるのかも??疲れない程度にしようっと。>G.F.Spititさん

ん~、特にうちは問屋業だったから、色々と遠くからお得意さんが来たからかもしれないです。
それに、あえてホテルとかに泊まらせるんじゃなくて、うちに来てゆっくりしてもらうことによって、商売も捗ったのかなとも思いますけど。それにうちは浅草のほうだったから、人にお構いするのが好きな家計みたいで(笑)
うちも昔は縁側があったみたいですけど、僕が生まれる前に改築しちゃったみたいで・・・。
今でも実家に縁側ってあるんですか~?
一回でいいから、縁側で猫のようにゆっくり寝てみたい。。。

浅草の方だったんだ?
私も浅草あたりに仕事で行くといろいろと良くしてもらえるので、気持ちが温かくなります。
下町人情ってヤツですね。
ウチの実家は同じ敷地内に新しく立て直したので、今は縁側がありません。その代わりに、家自体がでっかくなって、普通に広~いお部屋で寝られます。
古い家も取り壊してはいないので、在るには在りますが、、。お化け屋敷みたいになってます。。くぅ。。>Kazooくん

そうですよ~!前に数回言ったような(苦笑)
でも、浅草のほうのもてなし心(気遣い心)っていうのは、けっこう他のところから来る人にとっては厚かましいくらいなんじゃないかなってたまに心配になります。。。
でも、それだけ人間が好きなんですよ~、うちの地元の人たちは。

ってか、そのやりかた豪華ですね・・・。敷地内に昔のをそのままにしたまま(しかも使わず)、新しいのを建てちゃうって。うらまらしいぃv-16

土地だけはたくさんあります。。。
田舎なもんで。。。
25日は浅草にてライブです。
人情に触れてきますね。>Kazoo君
プロフィール

りこ

  • Author:りこ
  • 12月24日生 山羊座のO型 高知県四万十市出身
    趣味の登山の話や日々考えた事やあった事なんかを、等身大で書き留めていく感じでやっていきたいと思います。
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