スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

猿山列車

猿山に行くと必ず警告される最重要項目に、
「決して猿と目を合わせない事。」
というのがある。

目を合わせるという行為は、どうやら相手に対して戦闘意欲を持っているか否かをお互いが見極めるような行為らしい。

もし、まかり間違えて猿山のボスにメンチを切ろうもんなら、必然的にボスの座を掛けたボス争いになってしまう。
その際、万が一勝ってしまった場合、猿山のボスに収まる事となってしまうのだが、仮にボスになるのが嫌で、ここは負けようと思って手を抜くと、瀕死の重傷、若しくは死亡という有り難く無い結果になる事が予想される。
メンチを切るという事は、命がけなのだ。


また猿だけでなく、猫と仲良くする方法にも、「目を合わせてもすぐに逸らす事。」とあるし、また我が家の猫に関して言えば、ずっと目を合わせたままで居ると、激しく遊んで貰えるものと思うらしく、ちょっかいを出して来る。
その為、いい歳をこいた中年女が家中を走り回り、猫と鬼ごっこをするハメになる。
何だか馬鹿らしい上に甚だ面倒くさいが、実は嫌いな方ではない。

話が横道に逸れてしまったが、猿山では決して猿と目を合わせてはいけないのだ。


新宿駅から電車に座る事ができたので、ぼんやり考え事をしながら目線を下に向けていると、目の前に茶色い小振りなボストンバッグが見えた。
座っている私の前につり革を確保した男性。
泥酔しているらしく、つり革を二つ両手に持ち、立ったまま寝ている。
座席はまだ空いているのに、なぜよりに寄ってここへ立つ?と、
考え事を邪魔されたせいか、少し気になる。
20分程の間、男性は自分の足と両手のつり革を軸として、左右前後に大きく弧を描きながら寝ていた。
何度か大きく前のめり、私の懐になだれ込むんじゃないかというような場面もあり、
そうなると気色が悪いので、利き手を膝に抱えたバッグの上に置き、いつでも対応出来るように構えていた。

目線は下にしたまま過ごしていたのだが、ある瞬間、ふと上からの視線を感じた。
私は目線を上に上げる。
男性と目が合う。じっとこちらを見ている。
(この女、まだ降りないのか?)という事だろうか?
しかし、他の座席は空いている。
痴漢という感じではない。泥酔している。こちらを凝視している。

私は目線を下ろした。どうも腑に落ちない。

もう一度目線を上に。
男性は、ゆおーんゆおーんと大きく揺れながら、無表情で私を見ている。

得体の知れない理由の見えない視線に対し、私の中で突然、敵意が生まれた。

「なに!?」

私が一言発すると、ピクンと肩が動くと同時に男性は半歩後ろへ下がり、やっと私から視線を外した。

他人と話をする時は、目を見て話しましょう。
しかし、コミュニケーションを取る場面で無いのなら、あまり見すぎるのも失礼に当たります。注意しましょう。

猿の気持ちが解った瞬間。
今日の出来事を題して「猿山列車」と名付けよう。


コメントの投稿

非公開コメント

小学校の修学旅行で小豆島に行った時
どこかの猿山見学に
別に目を合わせたわけじゃないけど
いたずら猿が僕の帽子を
ひったくって逃げていきました。
監視員のおじさんが猿から
奪い返してきてくれたけど
帽子のワッペンは猿に引きちぎられて
無くなって、
汚れた白の無地の帽子なってました。
それ以来 猿が嫌いになりました。

なんだそいつ。
気色悪い。

最近ちゃんと文字が読めない。
猿山列車が遠山列車に。
お、遠山の金さん列車か?!と少々興奮したのも束の間、猿か?!!とさらに興奮。

でも内容はそんな内容ではないのね。

誰しも経験する猿への恐怖。
解ります、、その怖かった気持ち、よく解ります。
ましてや子供の頃なんて、猿は大きく見えるし、よっぽど怖かったと思います。
一昨年行った柏島の猿山は、野生の猿を役所のおじさん(偶然にもウチの親戚筋でした。)が世話をしていたのですが、餌をあげようとしていたところ、集団で襲われました。。本気で怖かった。
すると、おじさんが、猿の餌の豆をわしづかみにして叫びながら猿どもに投げつけていました。それが一番怖かったですが、おじさんがどうやら猿山のボスのようです。やはり闘ったのでしょうか?>とびうおさん

ね、気色悪いやろ?何処から見ても普通のおっさんなんだけど、
ただこちらを見ているだけなんだけど、何が起こるか解らない恐怖が湧いて来るのよ、そしたらつい戦闘態勢にも入っちゃうでしょ。>きーよん

確かに、字が小さいかな?とは思ったけど、切り絵調で可愛いから変えてみた、。というか、これ以上大きい文字だと逆に読みづらいかも?とも思って。すまん。
しかし、「猿」という字だけで興奮できるあんたがすごい。>あきラー

でも頭の上から吐かれなくてよかったね。

一番気になったのは、「なに!?」 を発したときのイントネーションかな?こわそぅ・・。

そうなのよ~!!!だから、いろんな恐怖心が湧いてきてさ。
こいつ、もし、上から吐いてきた場合、私に損害賠償を支払える理性は残ってんのかな?とか、あれこれ仮想してた。たまに吐かれてる人居るもんね。>きーよん

例えて言うなら、大声でひそひそ話をしている時のトーンでしょうか?いきなり拒絶の雰囲気でトラブルになるのも嫌なので、まずは問いかけるようなイントネーションですよ。怖く無いです。っていうか、怖いのはこっちの方ですから。。>ネットくん

携帯から見てるからわからんよ。

なんや。大きい画面で見なはれ。>あきラー
プロフィール

りこ

  • Author:りこ
  • 12月24日生 山羊座のO型 高知県四万十市出身
    趣味の登山の話や日々考えた事やあった事なんかを、等身大で書き留めていく感じでやっていきたいと思います。
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。