急遽同行させてもらう事になりまして、
(先方には脅迫したと思われている。)
「7時に日原集合」という事に。
ですが、二人とも時間には異常な程に律儀なので、結果6時30分集合。
来るの早すぎない??

鍾乳洞を通り過ぎ、奥に入って行きます。
リーダー、本日は宜しくお願いします。
駐車場出発 6時53分。

まずはこのモノレールの始発点から沿って登ります。
ここからはそこそこの急登の尾根。やっと登りが緩やかになってしばらく歩くと、、

ミズナラの巨木。これは背中の部分。
横から見ると、、すごい猫背にタラコくちびる。

なのにこのミズナラ、登山者にモテモテらしいです。
そして、お目当ての紅葉。

どうやら今年は寒暖の差が緩いので(そもそも温かい。。)色づきははっきりしないらしいのですが、
時々こんな感じでビビッドな赤を見つける事が出来ます。いい感じじゃん。
そして、尾根上のピーク1号、人形山。1176メートル。
ピーク2号、金袋山。1325メートル。

鷹ノ巣山や酉谷山なんかも見えてきます。

それにしても、この深い森。何とも穏やかな気持ちにさせてくれます。
あぁ~、、いいねぇ~。

そして、篶坂の丸。

1456メートル。
途中、モノレールに乗って移動する作業員の人達に遭遇。
ガソリンではなく、せめてエネループにして欲しい。
さて、、ここから先は登山地図では破線もありません。わーいっ。
まずは「ウトウノ頭」に到着。1587メートル。9時52分。
ここの表札?標識?は二つあり、どちらも丁寧な造りで素敵です。
こちらは彫刻。
こちらは陶器。
なぜかどちらも右を向いた鵜のアップという構図ですが、
お互いがこんな風に向かい合っています。 三角点と三者三つどもえです。

さてさて、本日はここが一番高い場所。では、大休憩といきますか??
と、思いきや、この先に広くて気持ちがいい場所があるとの事。
そちらまで行きましょう~。 って、。。。。

道がないよ~、わーい。
こんな場所では、急激にワクワク度が上がります。
はぐれないようにちょこちょこ付いて行きますが、
リーダーの背後に近づきすぎていたせいで、
弾かれた枝のアタックを顔面に受けてしまいます。 ごへっ!!
勉強になりました。
そして、まるで森に優しく包み込まれるかのような大京谷ノクビレに到着。10時15分。
おにぎりタイムです。
と、ふと見ると、、、傍におおきな岩があるじゃないですか??
(あの上に登りたい。。)という思いが食欲よりも先に立ち、
自作の男飯を食っているリーダーにコーヒーのお湯番をお願いし、沸かす間に登ってみる。
っつーか、リーダー、自分で作るなんてマメなのね。
結構、脆い岩でした。
せっかくなので、記念に岩に名前を付ければ?と言われ調子に乗り、そうする事に。
命名「りつこ THE ジャイアント」。
アンドレザジャイアントみたいで我ながらナイス命名。
時間はたっぷりありますから休憩を長めに取りますも、そろそろ下りましょうか。
目の前のウトウ沢を下りて行きます。
枯れ葉の下に隠れた浮き石が危うい場所もありますが、
基本的にふかふか。

と、油断したか、リーダーが目の前で一回転。
ですが、美しい受け身でたいしたケガも無かったようで、さすがです。
まるでヒップホップダンスのような華麗な受け身でした。

細い沢が現れてきました。
暑いくらいなので、冷たい水が飲みたく沢の水を汲んでガブガブ。
そろそろ私、お腹に寄生虫が居るんじゃないかと思っているのですが。
ま、自覚症状がないうちはいいか。
しばらく際どい傾斜をサカサカ歩いていると、、、ざざざざっっーーーー!という音が。
シカ??カモシカ???
ハート模様の付いた尻が走り去って行くのを大興奮で眺めます。
うおぅ~~~。。

こんな朽ちた橋もあったり、
ツタのブランコがあったり、
ほのぼのなのか際どいのかよくわからない絶妙なバランスの道は終わり、
植林地帯に入るとなんだか終わりが近づく寂しさが漂ったりしますが、
なんだかんだで無事下山。

天祖山の姿を見ながら孫惣谷林道をテロテロ歩き、

駐車場へ。
この辺りは石灰の採掘場なので、岩壁に穴ポコが空いていたり。
林道を歩くうちに靴の裏が石灰で真っ白に綺麗になっていたり。
今日はピークハントというよりも、
ディープな奥多摩散策というテーマだったのですが、
踏み跡の付いていない道を歩くのはとても愉快でありました。
そして、、、
サビと石灰成分?がびっしり付いていますが、
磨けば使えそう。。