2週間くらいどこにも行かずに居ると
なんだか筋力が落ちてしまうようでどうもいけません。
とは言え、病み上がりなのでどこかさくっと行けそうな所は。。
そうだ、奥武蔵に行こう!
以前から気になっていた蕨山へ。

名郷の有料駐車場へ車を停めます。平日500円。ちょっと高いな。。
6時スタート。気温、12度。ちょうどいい。。
今日は久しぶりに一人だ~、とてくてく歩いていると、シャガの花が咲いております。
思えばこの時期って必ず独りでどこかに行っている気が。。
いい季節です。
林道のどん詰まりまで歩けば登山道入り口。
細くなってきた沢を丸太橋で渡ります。

踏み跡はしっかりついているので、この辺りで迷う事はありません。
この日は結構な強風。沢を吹き抜ける風が心地よく快適でしたが。。
尾根に出た直後から、木がギーギーと音を立ててきしむ程のものすごい北西の風!
樹林帯にも関わらず、この強風。
西側から吹き上げてきます。
葉っぱもビラビラビラビラーーーっ!とはためいております。写真じゃ伝わらないのが残念。

地図に急登と書いてある道を行きますが、

風がとにかくすごいので、急な登りはそれほど印象に残りませんでした。
岩場も過剰にワクワクしましたが、慎重に行けば技術は要らない感じです。
そんなこんなで有間山への分岐点へ到着。

ここを一旦、有間山方面に向かい、蕨山の実の最高地点を見に行きます。
標識も展望もありませんが、膝程も無いこんな小さくて可愛いケルンが積んでありました。

ほのぼの。
さて、引き戻して蕨山の標識のある所へ行きますか。

どの山でもそうですが、この「もうすぐで頂上」っていうあたりの景色が好きです。
そして、7時37分。蕨山到着。
尾根道よりは風が落ち着いていますが、時々突風が吹くので、
落ち着いて休憩も出来ません。

が、一通り景色を確認し、あ、あれが武甲山だー、大持山だー、
伊豆が岳だー、奥武蔵も結構登ったなぁ~、、と、感慨深く眺めながら
ドライフルーツとチーズでエネルギーを補給し、
20分も経たないウチ、7時55分、出発。風に負けました。
(あと、この前日、お昼過ぎからものすごい雷雨だったので、
雨具や不測の事態の備えはバッチリ用意していますが、
できれば雷雨に遭わない方がいいのでスケジュールを前倒しにしております。)
坂を下り南東方向へ、藤棚山

こちら側は先ほどまでの強風がウソのように穏やかです。
ほのぼのハイキングになり、景色も楽しみます。
新緑の雑木林がたまらなく美しいです。
大ヨケノ頭。
この先、林道を横切るのですが、25000地図には載っていない林道で、
なんじゃこらと50000地図で確認。こちらには載っておりました。
こういう事がたまにあるので、地図はなるべく新しい物がいいです。
そして、名栗湖が見えてきました!

テンションがまた上がります。
こちらの道は、ネイチャートレッキングコースとも被っているので、
所々に自然に関する情報の書かれたプレートがあります。
祠もあったり、

そして、ここからが私の予定外。。

予定では、この金比羅神社跡から南東に下るつもりだったのが、
ついつい鳥居をくぐってしまい、ハイキングコースの展望台方面へ下ってしまう。。
そのおかげで、

こんなお花のいろいろや、

こんな光景や、

こんな扉をくぐる事が出来たのですが、下り着く場所が、
予定より500メートル多く車道歩きになるという残念な感じに。。
やっちまった。。
ま、名栗湖と棒の折山のコラボが見れたからヨシとし、
さわらびの湯のバス停まで歩きます。
10時到着。

タイミングよく少し待てばバスが来ます。ラッキー。
バスで名郷の駐車場まで戻り(バス代340円)、車を回収。
さわらびの湯にまた戻り、温泉でさっぱり。

今回は前半、ただただ「風」の印象でしたが、
後半は桜の花びらの落ちた道を、つつじやいろいろの花を見ながら
のんびり気持ちよく歩けました。
ピストンでは無く、バスを一部利用したルート設定もまた面白いなぁと
今更ながらですが感じました。