「中央線方面で日帰りで~。茅ヶ岳と金ヶ岳をぐるっとまわりましょうか。」
という事で、「ニセ八ヶ岳」と不名誉な異名を持つも
何気に「火山」という華々しい経歴の両山へ行く事に。
天気予報は快晴。起きてカーテンを開けると綺麗な青空。
よし~。
山梨に近づくにつれ、あれ、、薄い雲が、、。
奥秩父の方に至っては、厚い雲。。あれ??
しかし、一応は地味~にうっすら見えている八ヶ岳や南アルプス、、。
そして、ここは「日本一晴れる確率の高い土地」らしいですが。。
ま、雨さえ降らなきゃいいです。行きますかっ。
明野ふれあいの里にある駐車スペースからスタート。
林道をしばらく歩くと登山道入り口。

すぐに広葉樹林帯の広がる広くて歩き易い尾根道へ。
新緑の美しい場所で写真を撮り忘れたのでこんな所で撮る。。

だんだん傾斜がきつくなって来る辺りから、ゴツゴツの石が現れ始め、
いよいよ爆裂火口の岩場へ。
ストックが邪魔ですが、持ったまま行きます。
「ゴツゴツな岩場」は「ワクワクな気持ち」に直結します。むふふ。
ちなみに
「山頂直下にて崩落箇所が有り、危険なので、初心者は通行を自粛しましょう」といった
注意書きが登山道入り口辺りにありましたが、
崩落箇所とは反対側に、注意すればちゃんと歩ける道がついていたので、
高所が恐くない人であれば、そんなに恐れる必要も無いようでした。
結構痩せた、火口の淵の尾根はなかなかにアドベンチャー度があって面白い。。
と、むふむふ鼻水を垂らして喜んでいると、あ?もうピーク??
違います。

偽ピークもご愛嬌。
ふと振り向くと南アルプスや八ヶ岳が見えております。
左の方に雲が覆い被さり全貌は見えていませんが、オベリスクはバッチリ。
そして、さらにむふむふ登るといよいよ金ヶ岳のピークへ到着。北峰1764m。

こぢんまりとしたいい感じのピークですが、お隣の茅ヶ岳に比べて、看板が雑。。。
ハチが飛ぶ季節ですな~。
しばらくエネルギー補給を兼ねて休憩をし、
南峰を経由してあそこ、茅ヶ岳へ向かいます。

火口にはすっかり木々が生い茂り、噴火の面影は無いように見えますが、
転がっている石や、溶岩が急速に冷えたとわかる岩でなんとなく想像を膨らましてみます。

だいたい100m下った辺りに大きな一枚岩があるので登ってみます。
来た道を見上げると金ヶ岳が。。とても品があります。。

そして、こんな石門を潜り、、

尾根も痩せていますし、テンションがあがります。。。
また100m程登り返し、
そして、この辺りから青空が見えてきまして、
すっかりいい天気に!

ふりそそぐ陽光を受けながら茅ヶ岳へ到着。1704m。

瑞牆山、小川山、北奥千丈岳、国師ヶ岳、金峰山の五丈岩もくっきりと見えています。
金ヶ岳と八ヶ岳。

そして、二等三角点もあります。


ここの標識、何者かが何度も何度も切ってしまうらしく、
痛々しい継ぎ目があります。。
切ってしまう人の気持ちはどうしても理解できません。。
こちらの頂上には何組かのグループも居て、
さすが深田久弥縁の山だなぁ、と納得。
アイスコーヒーを飲みながらしばらく景色を堪能し、
さて、下りますか~。
それにしても、、、アイスコーヒーが美味いなぁ、、、おい。
深田久弥終焉の地はまあ、また今度にして、
今回は大机、千本桜方面の南西方向に下ります。

今日はずっと尾根道歩きで、気持ちがいい事この上ない。。
土の部分が崩落し、木の根っこが残されて、とてもワイルドな景観になっております。

新緑のいい季節です。。
また金ヶ岳を振り向いてみる。

そうこうするうちにシロツメクサの生える広場へ。

ここからは林道を少し歩き、ちょちょいと森も歩いたりで駐車場へ。

今回はルートが重なる事も無く、いろんな要素を楽しめた一日となりました。
金ヶ岳の山頂直下~茅ヶ岳までの痩せ尾根はウキウキし、
その他の穏やかな山歩きはほのぼのとし、
思った以上にいい山でご満悦の私。