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富士山 残雪

「天気が好天した場合、富士山にアタックしてみる??」



元々富士山の為に空けておいた予定が二転三転。
天気に振り回され、丹沢にするか、
それとも本命、富士山にするか、
どちらにも転べるよう、両方の準備をして出掛け、
前日の夜中に決断する事に。

予報は晴れ。
恐らく自分にとっては今春最後のワンチャンス。
この季節の富士山に登る為に、
あちこちの山を歩いてコツコツ足腰を作ってきました。
このチャンス、行くしか無いです。

太平洋上に台風が居るので風が気になりますが、
行ける所まで行ってみよう、という事で、富士宮口五合目へ。
山頂付近、風速19メートル。

fujinimiya52012.jpg


南アルプスがすぐそこに、愛鷹山が足下に見えます。asafuji2012.jpg asitakaasimotofuji2012.jpg

少し標高に体を慣らし、5時57分、駐車場スタート。fujinomiyaguti2012.jpg
ここからは真剣に自己責任の世界です。

初めは雪山用のパンツが暑い。
ベースは夏用。薄手のウィンドブレーカーでも暑いくらい。
いつものペースよりかなり速度を落とし、
これでもか、というくらいゆっくり歩きます。

雲海荘を6時17分通過。
この日は週末という事もあり、スノーボーダーやスキーヤーが沢山。
見える範囲で前方に35人を確認。夏よりはマシかな?

7gokoyasurufuji2012.jpg

6~新7合目の小屋は休憩せずにスルー。

noborufuji2012.jpg
 
雪が朝日に照らされキラキラです。yukikirafuji2012.jpg 

hoeizanfuji2012.jpg 宝永山はすでに足下。

8時20分。元祖7合目まで登り少し休憩です。
無理はしません。sin7gomefuji2012.jpg

3000メートルを超えているので、ソイジョイもパンパン。
やたらお腹は空きますが、危惧していた高山病の気配は全く無し。

9時17分。八合目の鳥居。8gometoriwatasi.jpg

ここまではペースも順調。
9時57分、9合目鳥居。9gotoriifuji2012.jpg

前日に登った人が行方不明になっていたらしく、
ヘリと捜索隊がおります。herifuji2012.jpg 

中にはハーネスを履き、ロープで確保してもらっている人も居ます。
そのくらい、傾斜もきつくなってきました。

9合5勺。
さて、もう、お鉢の縁が見えています。
傾斜はかなりありますが、これなら行ける。もうすぐだ!


と、思いきや、ここからはものすごい強風に見舞われる事に。
スキーやスノボーの人はこの辺りまでのようです。
ここから先に行く人数はぐんと減ります。

そりゃそうでしょう。。
ルートの左側にある岩場の地形的に、この辺りからは風が巻くそうで、
突然の突風に弄ばれます。。
緊張の連続の始まりです。
板など背負っていたら、すぐに体ごと持って行かれます。。


風がどこから吹き付けるか予測がつかないので、
気配がすると即、耐風姿勢に入って風が過ぎ去るまで
やりすごさなくてはいけません。
その為に、かなり時間を取られますが、焦って先を急ごうとすると、
体を風に持って行かれるので、動いてはいけません。。
ひたすら雪面に刺したアックスにしがみつきます。
その間、飛ばされて来る氷のかけらが全身に叩き付けられ、
最初は「いてててっ!」と喜ぶ余裕もあったのですが。。。

風に耐えているその時、、、、
自分の体がふわっと持って行かれそうになり、
慌てたその瞬間、。

自分の右上の方から人が落ちてきまして。。
ピッケルで止まろうとしますも、失敗し、
もんどりを打ちながら壊れたおもちゃのように落ちて行きました。。
姿勢を低くしたまま肩越しにその様子を眺めていましたが、
その瞬間、今更ながら自分がどんな状況に居るのかを改めてはっきり意識し、
絶対にミスをしてはいけない事、
仮にミスをしても絶対に冷静で居なくてはいけない事を自分に言い聞かせます。

後から友人に聞いた話によると、その人は下の方でなんとか止まる事が出来、
その場に居た人達に救助されたそうで、、。
血だらけでボロボロだったそうですが、命は助かったそうで本当に良かった。。。
本当に良かった。

そんなこんなで緊迫状態のまま11時34分。浅間大社の鳥居に到着。

sengenjinjyatorifuji2012.jpg

だいぶ雪が減ってきましたね。

感動の為、涙が出そうになりながら
呑気に写真を撮っていますが、午後からさらに風が強まる予報なので、
さっさと頂上を踏んで下りなくては危険です。

剣が峰へ行きましょうー!
南アルプス綺麗~~、足下には雲海~~、、。

sokojyominamiarpfuji.jpg

う、、雲海??  一部黒いぜ。。
あぁ、、まずいじゃん。

日本最高所の石柱は足下なので、とりあえず登頂成功という事で。
11時55分。富士山3775.6メートル。

ひとしきり山頂にて記念写真を撮り、お釜を確認し、景色を確認し、
santyowatasifuji2012.jpg へっぴり腰です。

hunkako1.jpg あの、日本最高所の石柱とか座ろうと思っていましたが、
この風の中、できません。

sokojyowatasifuji.jpg あの後ろの階段とか登りたかったけど。できるわけねーだろ。

sokojyo1.jpg

そんなこんなで、ここからまたあの恐怖の強風ポイントを通過し、
下らなくてはいけません。

遭難事故の8割は下山時に起きているという事。
気を引き締めて行きましょう。
ああだこうだやっているうちに、12時20分になっています。
急がなくてはいけませんが、、
迅速且つ丁寧な行動をとらなくては。。

という訳で、ここからは全く写真がありませんよ。


登り同様、風に苦労しながらも慎重に下ります。
だいぶ慣れてはきましたが、やはり時間がかかります。

ヘルメットは駐車場に置いてきたので、ニット帽を被っていたのですが、
雪見だいふく大の氷が飛んで来て後頭部に、、、
ニット帽の二重になっている部分に当たったから良かった。
例えるなら、げんこつで軽く叩かれたような感じでした。。

8合目の小屋の屋根付近まで下りた所で軽く休憩。

上から見ていた雲海は思いの他厚く、視界は15メートルあるか無いか。

景色や目印は何も見当たらないので、踏み跡を辿りますが、
シュプールが交差しており、ウネウネしていて時間を食わされます。

いよいよ急がなくては、
先ほどまで腐っていた雪が急速に凍ってきました。
雨や雪が降っていないだけラッキーですが、
3時を過ぎるとどんどん締まって来るそうな。
シリセードでもできればいいんですが、
いかんせん、スピードが出る乗り物が苦手。
だから、とことん徒歩です。

が、いよいよゆっくりしていられません。
アイゼンを脱ぎ、駆け下りる作戦ですが、
言っても雪道、
二回ほど滑り、人知れずアックスでなんとか止まったりする場面も。

途中いよいよ視界が悪く現在位置を確認しないと、と、GPSの出番。
iPhoneの山地図アプリですが、使えます。。
すごいな、、GPS。。

そして、なんとか頑張って宝永山荘に到着。
同じような人達が数人、ほっと安堵の表情を浮かべながら挨拶を交わしたが、
「おれ、マジで今度こそ遭難するかと思った。。」とつぶやいている男子も。
その気持ち、、、わかるぜ。。。

朝の好天とは打って変わって、最終的にはそんな状況でしたが、
無事、下山。

tyusyajyofuji2012.jpg

駐車場、15時56分。

そう、、。

やっと、、一つ目の目標が果たせました。
本当に本当に感動です。。。


正直なところ、
下りながら(今度は安達太良山くらいのほのぼのした雪山がいいなぁ。)と
思ったりもしました。
次は新緑のほのぼのハイキングに行くんだ。とか。

しかし、、こうやって普通の生活に戻って1日2日過ごしてみると
また、あの緊迫した状況に身を置いてみたいような気もしてしまうのは
何なんでしょうね。

本当に不思議な心の動きです。。

いや~~、、富士山!
ありがとっーーー!!!!!



















































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非公開コメント

No title

富士山すごいですね~
国内最高峰制覇おめでとうございます。
無酸素室でトレーニングした甲斐がありましたね。

No title

登頂できて良かったですね。

今年の春富士は事故が多いですから、明日は我が身ですよ。

それにしてもキッチュでキュートなポニーテール娘と朝までツイストを踊り明かしたくなるような雪の山頂は中央線沿いのダンスホールのようですがレーヨンのシャツでは寒くサドルシューズにはアイゼンは付かないので難儀しますし強風でフラットトップなリーゼントが崩れるので柳屋のポマードは装備に入れておりますがピッケルの代わりにレスポールやウッドベースを持てば滑落停止できますしチャックベリーも大喜びです。


ごきげんよう。

Re: No title

ありがとうございます。
でも、無酸素室でトレーニングしてませんし、
低酸素室でもトレーニングしてません。

無酸素の使い方間違えてるんで、
一度ググってみてください。>本当にいつでもひまさん。

Re: No title



> 無酸素室でトレーニングした甲斐がありましたね。

チャックベリーはロリコンで何回か刑務所に入ってるくらいなので
おばはんが登頂成功しても、滑落停止できても
ちっとも喜んでくれません。


って言うか、キッチュって。

いつもリーゼントが決まってるのは
やはり柳屋のポマードだったんですね。
さすが、ロックンローラー。
って言うか、いつからロックンローラーなんですか?
って言うか、富士山ロックで酔っ払ってます??
>下山家さん
プロフィール

りこ

  • Author:りこ
  • 12月24日生 山羊座のO型 高知県四万十市出身
    趣味の登山の話や日々考えた事やあった事なんかを、等身大で書き留めていく感じでやっていきたいと思います。
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