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剱岳 その2 立山から黒部平へ

高所はとにかく喉が渇く。

寝袋に入りウトウトしながらも、傍らに置いてあるハイドレーションから水分補給をする。

眠りは浅い。


三時半起床。

外はまだ暗いが、テントの撤収や自分の準備のペースを考えるとこのくらいには起きねば。

僅かに残った食料とコーヒーで軽い朝食を取る。


さてと、今日の予定だが。。。
どの予報も別々の事を言っているらしく、一日雨というのもあれば、午前中は持つというのもある。
どちらにしろ、曇り、ガス、雨、、、
登山に関してのポジティブなワードは無いのだが、実際は意外に悪くない。

これは所謂、擬似好天のようだ。

どのみち下り坂であることに間違いはないので、早い時間勝負。

まずは立山に向かうか、剱御前小舎方面に向かうか、とにかく分岐まで歩こう。


5時20分出発。

剱の山頂は隠れている。



登るにつれ、明るくなってきた。
富山湾が見える。




分岐に到着。



雲は多めだが、青空は見える。
立山の稜線を抜けるまではなんとか持ってくれそうだ。

よし、せっかくなので、立山最高峰の
大汝山山頂を踏むか!


前回、立山に登った時はトロリーバスが開通した翌週、雪の季節。
その為、雄山と大汝山の間はとても危険な状態だった。
自分は雄山から大汝山へ向かうその斜面を見て、その先には行かない事を判断したのだが、自分らの行った翌週に滑落死事故が起こったので、雄山までで引き返したのは正解だったのかもしれない。

ただ、最高峰の大汝山を踏んで無かったのは心残りだったので、今回がいい機会だ。





大汝山山頂はガスの中。
まぁ、そんなもんだと思えば
なんてことはない。




逆光だが、実際はとても明るく
峰々がとても美しい。






なんて歩き易い道なんだ。
気持ちいい。






奥大日岳の向こうには富山湾、富山の街、能登半島、若い頃に少しだけ暮らしていた金沢の街も見える。


(富山、金沢かぁ。。
魚、、、魚が美味いんだよなぁ。。
あの頃のバンドのメンバーやライブハウスのスタッフ、部長、まこさんかずさん、氷見のひんみーさん、みんな元気かなぁ、、。ずいぶん良くして貰ったなぁ。。
あー、、寿司食いてぇ。。)


なんてな事を考えながら、最終的には口が寿司を欲している。


昨日の源次郎尾根とは違い、
気を抜いて歩けるが、足元注意。

足元を見ると、あ、お花。
ハクサンフウ。。。??

もとい、
トウヤクリンドウだそうです。





ふと仰ぐと大汝山山頂がガスから抜けており、綺麗に見えている。

急げばあのクリアな山頂を捉える事ができると聞かされ、休憩を取る予定を変更し、ノンストップで頑張ってみる。

大汝山山頂直下の急な登りで
団体さんを抜く。

ペースを保って山頂へ。

山頂にある岩は登れるという事。




立山最高峰、大汝山、3015m。


一回目はビビって立てなかったのだが、
撮影後、岩を下りる時に立てている自分に気がついた。

なので、もう一度登り直し、
そして立つ。




少しだけ休憩を取り、展望を楽しむ。

さてと、先に向かうか。




雪期には恐ろしく見えた斜面も、
夏に歩けばなんて事もない。
いい道だ。




そして懐かしの雄山へ。

うおっ!雄山神社が開いている!

しかも、とても綺麗な有料トイレもあり、久しぶりに快適なトイレに座れたのはありがたかった。

おみくじは中吉。
可もなく不可もなく。
程々がちょうどいいんだぜ。


そして一ノ越へ。



さて、一ノ越から室堂に下る手もあるが、経費削減、東一ノ越まで向かい、
黒部平まで下りようとの事。



連れはコースタイムで一時間しか変わらないというが、地図で見ると二時間半違います。


どんな感覚なんだかよくわかりませんが、尋常ではない体力の持ち主ならではのコースタイム設定?

とは言え、室堂はどうも人が多いので、この案には私も賛成です。

体力も十分残っている。
体調もいい、
テンションも上がっている、よし。

格段に人が少なくなった東一ノ越までの稜線はとても美しく、ここを歩かないのはもったいない!と、思うくらい。




人が少ないせいか、
熊のうんこもたくさん。

ユリ?百合。



異様に大きくなっているイチゴ。

ぐはっ!苦いっ!!!



東一ノ越へ到着。




足元には黒部ダム。

ここまでは良かった。
ご機嫌だった。

そう、ここまでは。。。



ここから急に疲れが出始める。

しかも時間の縛りがあることを先ほど発表され焦るが、これで精一杯のペースだ。




あまり歩かれないのか、整備が少し荒れ気味。
植物の背が高いので、掻き分けながら進む。

足がもつれて転ばないよう気を付ける。

疲労がピークに達してきた辺りに表れたロープ場。



思わず「くそっ!マジかよー、ぶさけんなよー!なんだよ、この登り!」と、
ディスってしまう。
荒ぶる神降臨だ。


連れはドン引き。



だいかんぼう駅が見えるが、
あそこまでの道は立ち入り禁止との事。
事故が多過ぎてそうなったそうだ。






12時30分のケーブルカーに間に合わせたいとの事なので、ひたすら歩き続けるが、もうこうなってはただただ辛いだけ。

休憩を取りたいが、ペースが上がらず
そうもいかないらしい。


もう、本当にただただ辛い、。




標高が下がるにつれ、登山道が
湿ってきた。

疲れが足に出たのか、一瞬の油断で
足を滑らせ、膝を打った。


やっとのこと黒部平に到着したが、
結局、10分遅れで到着。
間に合わなかった。。。

喜びは無く、辛いだけ。

頭もガンガン痛い。




最終的に辛いだけという事になってしまったのが非常に残念だが、
今度はもっと余裕のあるスケジュールを
自分からしっかりアピールしなくては、と反省。

自分の体力は自分にしか解らないのだ。

日帰り山行であればなんてことはなかった距離だとは思うのだが、そうは言っても前日にしっかり登っているという
そんな山行の最終日なので、
無理はきかなかった。


いろいろな事を考えながらあとはケーブルカーとトロリーバスに乗って扇沢へ到着。

トロリーバスはやはり臨時便が出ていたので、そんなに急ぐ必要もなかったらしいが、とにかく待ち時間と言うタイムロスが無いのならそれはそれで良かった。



車に到着する頃にはなんとなく体も落ち着き、気持ちも持ち直した。


大町温泉郷へ下り温泉に入る。

三日ぶりのお風呂はとても気持ちが良く、ネトネトだった頭と体はスッキリ、
ガチガチの肩や背中は解されて、

温泉大国日本最高~。。。

と、日焼けに痛む耳をさすりながら
独り言をつぶやく。



そして、、、

スッキリしたら魚だ!寿司だ!


寿司食べる!


と、思いきや、ここは長野。

海の無い長野。


魚じゃないんじゃない?と諭され
確かにその通りだ。。と、思い直し
肉に向かう。


肉だ!肉!

肉食わせろー!!!

と小声で言いながら、両手を高く掲げハイテンション気味でステーキ屋に入ったら店員にドン引きされた。













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プロフィール

りこ

  • Author:りこ
  • 12月24日生 山羊座のO型 高知県四万十市出身
    趣味の登山の話や日々考えた事やあった事なんかを、等身大で書き留めていく感じでやっていきたいと思います。
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